着物と帯

三連休はいいな。

 

母の遺品片付は少しずつやっている。

服はもうほとんど捨ててしまったが(残すものは最初に除いてある)、今日はやろうと思ってた着物のチェック?をした。

 

ある部屋の一角にずっと、タンスの引き出しが2段分あって、そのタンス自体も私が子供の頃に持ってたやつなので、もうかなり昔のものなのだが、その2段分の引き出しに、着物が保管されていた。

 

その引き出しがあった頃(クリーニング?のタグを見たら昭和50年とのこと)まだそのタンス一杯に着物はあったようの記憶があるが、最初の引越ではなく、その次の引越の時に恐らく処分して、残ったのがこの2段分であろう、という推測。

(多分父はその辺は知らないはずで、母にも聞けないので真相は不明)

 

その2段分の引き出しの着物、まだ母が生きてて、病気になってから「色々と片付けてるけど、あの着物はいる?」と聞いたら、そんなに要るという強い意志はなかった。

(というか、ほとんど要望とかなかった。例えば「あれをこうして」とかそういうの全くなし)

 

ま、そもそも上で書いた通りタグに昭和50年とあるままなのだ。

受け取って再度開封してもいないままなのだ。

うちにはそんなものとか、そういう感じのことが沢山ある。

 

ホントうちの両親は不思議な生き物で、マグロなのではないか、というくらいに、過去ではなく前しか見てなく、かつ、未来は見てない、刹那な人達だ。

と書くと素敵に思えるが、全くそんなことはなく、はっきり言って困ることばかりなのだが。

 

そんな訳で、結局大事にしてるのかしてないのな分からない、この50年以上前からの代物である着物や帯を袋などから開けてはみたものの、素人目に見ても高そうではないのだけは分かる。

 

また着ている母の思い出はないので、正直思い入れもそんなにない。

ただ母は着物だよなというイメージだけは持ってきたけど。

 

一時期は着付けでも習って着物着ようかと思った時期もあったが、介護生活が過ぎたら、そういう生活は私には向いてない(そこに注力する気はない)と感じたので、これらの着物を着ることもない。

 

かと言って、これまでの服と同様に捨てるのは…ちょっとな、と思った。

いくら高くはないものとは言え、やはり着物は今の消耗品の服とは違うだろうと。

 

今日はとりあえず、引き出しから取り出し、日の当たらないところへ移し(一部、日焼けして色が薄くなってたものがあったため)、何となくとっとく、要らないかな?くらいの、まずは仕分けをした。

 

着物や帯の処分などについて検索したら、服や小物などへのリメイクが出来るようなので、全部はさすがに無理でも、良さそうなデザインなり生地などのものは使っていいかな、と計画した。

 

ひとまず方向性は決まったので一安心。

あと残るは膨大に残る、母の昔からの写真類の整理を残すのみ。

これは結構大変だと思うが、写真なだけに、ちょっと頑張って整理しようとは思ってる。