18年前ではなく20年前の方

ARE


今年のセ・リーグ阪神が優勝した。
BS朝日が、正直今日はそっちじゃないよねって言う某パ・リーグの試合との二元中継をやってくれ(結局途中からずっと甲子園になった)優勝の瞬間を見ることが出来た。

去年から少しずつ離れ球場へも行かなくなり、たまにTVでやってる時にハムかロッテの試合を観る、というスタンスに変えて、そして今年はもう野球をじっくり見るなんてことは出来ない(親のためにBSを見ることができるようにして、大谷翔平エンゼルスは見れるようにはしたが)まま、8月が来て、母が旅立ち、大谷翔平は怪我をしてしまい、何となくやっている野球は毎晩どこかしらの試合を見ながら晩ごはんを食べている。

そんな自分でも阪神が首位でマジックが出たのも知ってて、もし中継がいくつかやっていたら、阪神の試合を見ていた。
今年の阪神はそんな私でも、打順が言えるくらい固定されている打順だった。
そこまで、**な野球をしてきてるなーと言えるほどは見てないから、そういう話は書かないが、やっぱり昔は阪神ファンだった自分としては、やっぱり阪神が、甲子園で優勝したシーンは正直感動した。
また、慎太郎くん(故・横田慎太郎さん)のユニを見たら、ちょっと涙腺が緩んでしまった。
彼のこともあり、阪神は優勝して本当に良かったなと感じた。

18年前、2005年の優勝の時は、正直一旦阪神というか野球から引いていた時期だった。
そこから2016年にまた急に野球を見たくなって、阪神戦に行ったりしたが、何となく違和感があって離脱して、パ・リーグに傾き、主にライオンズを(これも高校生時以来)応援するようになったのだった。

一番熱を入れて阪神を応援していたのは、18年前ではなく20年前の時だった。
高円寺に住んでいた時だ。

あの年は甲子園にも何度も行ったし、まだSNSはなかった時代だが、ネットで知り合った人と甲子園にも行ったし、私の自宅に若いトラファンの娘さんを泊めさせてあげ、彼女は神宮へ遠征へ、なんて事もしていた。
優勝の瞬間、あの9/15は試合は甲子園でのデーゲーム、当時虎ファンのお店が高円寺にあり、そこで当時知り合いだった虎ファンの人とその瞬間を味わった。懐かしい思い出だ。

他のセ・リーグのチームを応援したことがないから分からないが(ファンクラブに入るとかは別)、甲子園へ一人で行っても、神宮やハマスタへ行っても(東Dはちょっと雰囲気があれだが)、どこへ行っても周りのファンと仲良くなれるし、点が入れば知らない人とでもハイタッチしたりして、楽しかった思い出しかない(美化されてる)。

もう住んでる地域面や、今の状況からして、もう野球を現地で見るということはあんまり出来ないかもしれないが、今回の「ARE」を見て、またセ・リーグの野球、阪神を見てもいいかな、とりあえずゆるくテレビで、と薄っすら想ったりした。


生前の母、病気になり看護師さんとのやり取りでのある日のメモに
「うちは皆野球が好きで、阪神ファンである」
と語っていたことが書かれていた。
思い出すたび笑ってしまう。ほとんど見てきてなかったはずだし、近年は地上波では野球はやらないから見てないはずなのだ。
おそらく幼少期の私が熱烈に応援していたからかな・・・なんて勝手に想ったりしている。