家族の記録)出掛けるのは難しい
仕方ない。
先日、看護の人に久々に会った時に、渡したいものがある、と母の目につかないところに呼ばれ(外に出て)渡されたのは、看取りに関する心構えの冊子だった。
書かれてる内容は、もっと前に自分でも色々と調べたりなどした時に見た内容だったが、追加で、エンゼルケアについてもどうするか考えておいて下さい、と言われた。
まぁ今すぐどうにかなる訳でもないかもしれないが、いきなり来るかもしれない、ということを、改めて思い知らされた時間だった。
そして、今日は日曜日。
私が唯一家族のことをせず、丸一日自分の時間が持てる曜日、、のはずだった。
この2週間くらいはそうしていた。
朝からちょっと出掛けて、車で一時間くらいの所に居たのだが、9:40くらいに父から電話で「何か弱ってる感じがする。朝の薬もなかなか飲んでくれない。だから帰りに寄ってくれないか。」と。
それ…帰りじゃ駄目なんじゃないの?と、帰りの準備をして実家へ向かった。
途中で看護の人へ連絡をして、休日ではあるが、そういう事情なので、出来たら診にきてくれませんか?とお願いして、安全運転しつつ急いで向かった。(焦ると怖いので、冷静に、冷静に、と言いながら)
帰宅したら看護の人は来てくれてて、父からは「電話切って、しばらくしたら薬飲んでくれたんだよ」と。だいぶだるそうではあるが、何とか大丈夫そうであった。
看護の人に一通り診てもらい、処置もしてもらいひと安心。
この出来事で…もう出掛けるのは基本的には止めておこうと思った。
今日はたまたま一時間かかる程度だったが、その一時間も惜しくなるもの嫌だし。
自宅近辺で何かしら過ごすことにするか、など、そうするしか無い気がした。
ただ…お子さんが居ない老夫婦や、子供がいても遠方とか、そういう家だってある訳で、こんな風にやっているのはあんまり無いんじゃないのかなぁ…と思うのだが、どうなんだろう。
まぁでも、もう状況的には、難しいのかもしれないな…とは思った。
自分の時間は持てても、距離的には無理だなと。
かなりやせ細ってしまった母の身体を思うと、そこは仕方ない、と諦めることにした。