母ガンの記録)日々生きるのみ

たまたま「先が少し見えている」という差。


母の具合は、最初に見た時と、正直さほど変わってない感じ。

多少悪くなってるのかもしれないと思うのは、はっきりと「痛い」ということが増えたくらいか。

でもずっと痛い訳ではなく、ケロッとして、TV見てゲラゲラ笑ったり、入れ歯をしていないのでなかなか固いものは食べられないながらも、自分と父とで色々工夫して食べてもらい、そこで好きなものは美味しいと言ったりもしてる。

膝の悪い父よりも足もしっかりしてるし、耳の聞こえが相当悪い父よりも断然聞こえはいい。
頬が腫れていること以外は、むしろ父の方が何かしら高齢者らしさが出ているくらいなのだ。

でも、分からないが、先が見えている状態ではある。

ただ、それは、本当にいつになるか分からない。

最近本当に思うのは、寿命なんて本当に分からない。
単に事故などでも亡くなるし、先日、サザエさんのタラちゃんの声をやってらした声優さんなどは、亡くなる数日前に収録されてたらしく周りの人はあまりの急だったようだし、本当に分からない。

母は余命宣告はされている。
けども、それも一般的に、という話だ。
もしかしたら、私のほうがなにかしらで急に、なんてことも無いとは言えないし、家族の中で1番高齢の父かもしれない。

何か命って、寿命って本当に不思議。
たまたま母にだけ先のことを言われているが、それすらも未確定だし。

だから日々、生きるしかないんだな、、、
とただそれだけ思うようになってきた。

悲しみよりも最近、そういう不思議な気持ちを持っている。