老人二人の世話

疲れは多分取れないんだろうな。


前回の記事で、休みを取ると書いたが、結局休めなかった。

※今後、最終的な詳細までは書かないが、ある程度家族のことを記していこうと思う。
現在、母のガンの治療もあるが、父もそれなりに高齢者の状況なので、それも記していこうと思う

休みの朝に思い立って

父の1番出ている症状は尿漏れ。
この病気判明後帰宅したらトイレが酷いことになっていて、病気の母の方かと思ったら、それが父によるものと判明。

特に夜中が酷くて、自分もトイレへ夜中に行くことがあるが、うわっ!ということがしばしば。

お試し用の尿漏れパット的なのを買ってみたが、嫌なようで、自分の汚した下着やパンツ類を頑張って定期的に洗濯して干している。

そんな姿自体は様子を見ているが、とにかく物理的なことは処置しようと、その休みの日の朝に思い立ち、ホームセンターでトイレマットとシートタイプのカバーを購入。また拭き掃除用のシートも。

父の生き甲斐

他の家のことは分からないが、とにかくうちの親はプライドが高く、こうしてね、とお願いしても(こうしなきゃ!ではなく低姿勢で言っても)「分かってんだよ!」「はいはい」みたいな状態なので、実力行使して無言でいることが1番なのだ。

父は自分が正しいという固定観念も強く、やんわり言っても駄目で(唯一は「医者が言ってるんだから」には反論しない)、とにかく本人が気づかぬうちにやることが大事。

だから先回りしてやったり、あとから尻拭い的にやったりして、結局疲れるのだ。

そんな強気な父もやはり記憶力も怪しく、認知症までは全然行かないが、忘れたり思い出せないなども少しずつ出てきているし、膝も悪くなってきたので、今後は物理的な介護が必要になってきそうではある。
ただ、本人は最後まで介護に対して抵抗しそうな予感もある。

今の生き甲斐は母の世話だ。
私が結構やってるのだが、自分も考えてやってやってるんだ、という意識が強い。
ま、事実病気判明前まで、ずっと見てきたのは父なのでそこは異論がない。
だから、私もそこは逆にやらせることにしている。

ちょうどヤフーニュースで、にしおかすみこさんの記事が出ていたが(下記は元のよみドクの記事)

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20230118-OYTET50007/

このにしおかさんのお母様がうちの父だ。
結局は私がやることになるものも多いが、とにかく父自体に、世話をしてやってる、という気持ちを持ててるのが、多分今の生き甲斐なんだろうと思うので、それを見て足らないところを私がやる、みたいな状況。

ホントにこの先は全くどうなるか分からない。

在宅診療&在宅介護 スタート

その休みの日、午前にトイレマットなどの買い物、自分の服の洗濯をコインランドリーへ入れ食材の買い物などをして午後には、在宅介護の方と、在宅診療のお医者さん総勢4名がまとめて来た。

狭い家に来られたので座ったりするのもテトリス状態の中、本人は至って元気を振る舞う。
ま、最初は仕方ないか。
諸々の説明は全部私が聞いて書類を書いたりなどした。

夜には二週間分の薬も届けてもらい、結局休みは全く休みにならず、またしても疲労だけが残った。

それにしても、在宅診療や介護など、これをここまで老人だけの世帯で出来るのだろうか?とやりながら思った。

やはり認知症と誰もが分かる母

在宅介護は曜日が固定なので、初回の翌日にも介護の人が来たのだが(初回とは別な方)、途中でお風呂の場所などの確認した際に、母は認知症なのでは?と聞いてきた。

なので、それは実はもう認識していて、酷い状態ではないのだが、まずずっとある突然キレること(昔からあったが、ここ数年特に酷いと父が嘆いている)と、物忘れはだいぶ顕著になっている話をした。

また医者にも相談したが、ガンを優先させた方が良いのではないか?と言われているというと、今後の対応少し考えてみます、と言ってもらえた。

どう距離を取るべきか

にしおかさんの記事にあったが、自分の時間を取ることは大事なのはすごく分かる。

今は実家にいる際には、21時にはもう両親からは離れて自室へ行くようにしているが、そこからほとんど時間なく(シャワーしたりちょっとネットニュース見たり)倒れるように寝ている。

気持ちには余裕というか、何か楽しみがあるのかと言われるとはっきり言って「無い」。

むしろ仕事してる時間が1番何もかも忘れられる時間でもあるくらい。(楽しくはない)

まだ片付けが終わってないのもあるから、きちんと終わったら、少しずつ居ない時間も作ろうと考えてる。

仕事を止める訳にはいかないし(止めたら逆に全て終わる)私自身も倒れたら全て終わってしまうから。

寄り添うことはしても、私の人生がなくなってしまったら、もうこれは単なる奴隷になってしまうから。

早く何とかしたいなというのが、目下の希望。
でもそうするためには、身を粉にしなければならないというジレンマ。
誰にもお願い出来ないことだから。