安売りするな

昔歌っていた時のことを思い出したり。


もうかなり前のことだけど、当然アマチュアだが音楽活動をしていてボーカルをやっていた。
どのくらい前かと言うと、きちんとバンド活動はじめたのが「パソコン通信の知り合いと」だったと言う時点で相当前の話と言うことが分かる。

そのパソ通の音楽コミュニティで知り合った人と、飲みに行ったりなどもしたりしていたが、ある時複数で飲んでいた時に、ちょっと癖のあるギタリストからこう言われた。

「カラオケとか歌ったりして、歌を安売りするなよ」

プロとか別に考えていた訳ではないにせよ、じっくり活動をしていくことを考えていた時期で、まだまぁまぁ若かったので、なかなかに響いた言葉だった。

今写真をよちよちと始めて、色々な写真を介したコミュニティはあるし、インスタのようなものもある。
写真の教室へ行って、プリントして見ることに個人的に衝撃を受けたと言うか、スマホやPCなどで見るのとプリントして見るのとは、全然違うものだと知ってからは、どうも写真コミュニティでの消費され具合と言うか、何も残らない感がどうも馴染めなくなっている。

SNSは基本的にフォロワーをつける必要がある世の中。
写真を撮って載せても、その写真は一見するとスマホと違いが分からないし、またモノのよっては勝手にダウンロードされて「拾った画像」として扱われて、勝手に使われたりすることもあるし、フォロワーがいなければ、タグをつけなければ見られることがない写真。

なんかSNSでの写真はやっぱり良く分からなくなったなぁと言う感じ。
写真ブログははじめたが、それはどちらかと言うと、「作品作りの練習」と「記録」と掲載するために撮ることを「習慣」にしていくためのものであって、そこが本当に公開場なのかと言うと若干違うし、フォロワーがと言う話でもない(ブログだし)。

インスタに載せてもTwitterに載せても、なんだか違う。
そしてあの「安売りするな」って言葉を思い出してしまう。

・・・まぁとりあえず撮るけど、もう写真コミュニティはいいかも。
ブログをやっていって、自分の足元を固めよう。