ようやく

見てはいるプロ野球、そして推し選手。


野球用のTwitterも辞めたし、Instagramの投稿も野球のものはほぼ削除した。
誰かと共有するという行為はしないけど、別に野球見なくなった訳でもないし、今も継続して見てはいる。
だから思ったことがあれば、ブログにたまに書くくらいがいいかなと思ってる。

感染者が出たことで昇格した将平選手、昇格して使われてからはヒットが重なっていて、マルチ・猛打賞は当たり前のような状況になってきた。
オールスターをはさんで後半戦、さてここでも使われるのかな?これまで結構「打っても外される」ということを目の当たりにしてきた身としては懐疑的だったが、とりあえず9番ではあれど使われ続けているようだ。

個人的には9番でも全く問題ないと思っていて、プレッシャーのかかる1番をこなせればもちろん良いとは思うが、もっと実績のある(首脳陣お気に入りの)選手でいいと思ってて、スタメンに名を連ねるだけで良く、それ以上にとにかく意味の不明な降格だけはするなよとだけ思っている。

そんな中、文化放送ライオンズナイターでインタビューがあったようで(まだタイムフリー中だが面倒なので聞かない)、その文字起こし記事が公開された。

www.joqr.co.jp

これを読んで「ようやくか・・・」と思った。

今は二軍戦を見る術がほぼ無いが(ジャイアンツ球場と鎌スタの中継はやってれば見れるが、もう配信ものは契約していない)、降格してからも結構見続けてきていて、いつも思っていたのは、

「何故そんなマン振りしかしないんだろうか」

だった。

本人は2年くらい前だったか「強く振ることを意識している」「強い打球を飛ばす」と言い続けていたが、どうも見ていてもその振りに意味があるように思えなかった。
実際、彼の二軍戦での長打は結構な確率で「泳いだ風に打った」打球だったりすることが多い。
それが伸びてフェン直になるような深く飛ぶ打球だったことが多かった。

本人がSNSをチェックしているかは分からないが、Twitterなどで検索すると漏れなく出てくるのが
「鈴木将平は長打が打てない」「もっと長打が打てればいいのに」
という長打信仰。

ライオンズの山賊打線とやらに影響されているのか、それに影響されたとは思えないが、あの意味のない強振を続けていたら、永遠のセカンドゴロ打者にしかならないのに、と思っていたし、見ていて非常にもどかしかった。

彼の良い所は類まれなるバットコントロールだ。
いわゆる悪球だって当てることができる。
それを強振しては意味がないと思っている。
当てる能力に長けているのだから、それをうまく野手が居ない所に運ぶだけでいいのだ。
非常に簡単なことなのに、何故か「強く振る」それが自分の打撃と信じているように見えた。

そして今回昇格してからヒットを量産しているが、映像を見てみたところ、非常に柔らかくバットを振っていたし、来た球を素直に返す打撃をしていた。
苦手としていた千賀投手へのセンター前などはその現れだと思えた。

あとタイミングの取り方が、元に戻っていた。
元というのは入団後は数年やっていた、あの「足ちょん」だ。
個人的に先日までのタイミングの取り方に「間がない」のも気になっていた。
間がなくとにかく突っ込む。そして強振する。

あのタイミングの取り方に戻したことで間が出来て、バットが素直に出ることできちんと野手の間を抜けるヒット打球が打てるようになったと思っている。
(もしかしたらあの間を取るようになったことで、四球というかボールの見極めもできるようになってるのかもしれないと薄っすら思っている)

ようやくか、と思った。

個人的に長打、ホームランは別として、長打を狙う必要はないと思っている。
それこそヒットはきちんと狙って、それが落ちたところのコースで長打になればいいと思う。足は増量で若干遅くなったが、それでも全く遅い訳ではないから、きちんと長打コースになれば二塁でも三塁でも走れるはずだ。

長打を打とうとして強振することでヒットが出ないよりも、年間200安打すれば勝ちじゃないかと思っている。

昨日(2022-07-30)の時点でプロ通算ヒット数が72になった。
あと28本くらい今季打ててしまうのではないか?という気がする。

100安打目は、球場でみたいかもしれない、
と、もうプロ野球を球場で見るのを止めたのに、
そう思ってしまっている自分がいる。