カメラと共に

一眼レフを今年買って、色々と気ままに撮っている。

 

別にそれで仕事にしようとか思ってはおらず、またカメラ機材そのものにはそこまで強い興味はなく(もちろん撮るのに最低限必要なことには興味はあるが)、「撮る」と言う行為と、出来上がった写真を見ることが好きなのである。

 

カメラはもう本当に小さい頃から持っていた。
持っていたと言うか、家に何故かあった。フィルムの一眼レフが。
最初はあのフィルムを入れる方法が分からず苦労した。
そして今と変わらずに、出掛けて行ってはとにかく撮影をしていた。

 

小泉今日子さんがデビューした頃に、西武園ゆうえんち・・のそばにあったユネスコ村でイベントがあり、そこへ一人でいって、すごい遠いのにカメラで写真を撮った。(その時の写真は残念ながら残っていない)

また田淵幸一氏が引退した試合も一人で見に行っており、そこでも写真を撮っている。(その写真は残っている)

 

10年前には、コンデジ片手に競馬の障害レースでの重賞レースを1年間全部見に行き(オープンの中京福島も含めすべて)そのパドックで写真を撮ったり、動画を撮っていたこともあった。(動画はYoutubeに残っている)

 

ただ、好きなものを見に出掛けていき(しかも大概一人で)、そこで写真などを撮ると言うことが自分の原風景なんだ、と気づいたのは、実はコンデジを再度持って撮ることを再開したついこの間だった。

 

こうやって何度か撮っては辞め、を繰り返していることになるが、多分もう辞めないと思う。

 

これまで沢山手の中にあった、色々な趣味や好きなことは、どんどんこぼれ落ちていった。勝手になくなったものもあるし、あえてやらなくなったものもあった。
写真を撮ることも一旦は自然と離れていったが、また結局戻ってきた。

 

こうして残った好きなものたちには本当に満足しているし、もうあとは死ぬまでこれを楽しんでいければ充分だと思う。